2010年群 馬

丸山宿〜渡辺崋山〜
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太田市丸山町は宿場町。


古い家並みが続く。


 渡辺崋山の「毛武游記」、高山彦九郎「小俣行」に書かれているようである。


 漸丸山といふに到。かな山につゞきたる山にて萬葉にも見えしとぞ。此山邊にうどん賣家あり。岩本氏の紋つけたる提燈をひさしのもとに高うつなぎて吾到をまつ。

 到れば甥喜太郎・小父の左官助次郎出て、岩本のこしものして今家もちたる喜八三たり。待わびて帰りもせんやと躊躇せし處にいたりしかば、いとよろこびによろこびて持来りし酒を開き、行厨をときて旅の労をなぐさむ。

渡辺崋山「毛武游記」
天保辛卯10月12日の条

「小俣行」抄 安永八年七月七日

 矢田堀村を経れハ道の右延命地蔵尊あり。予幼成りし時、丸山よりこゝを経、金山に入りしと覚ゆ。猶北にゆき丸山に至る。太田より是迄一里半、是より桐生新町迄二里半と。金井より是迄亥子をさして来る。

 丸山ハ町並屋作東西の通也。はたこやもみゆ。宿の中小溝流る。西に米山薬師堂建ツ。

 ……丸山の宿を東へ出、橋をわたる。流れいさきよし。渡瀬川を引て矢場村の方へとる、因て矢場川と号す。橋辺より北へ折れ左に入、吉沢村といふ。

高山彦九郎(33歳)「小俣行」より

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