2007年群 馬

榛名湖〜小林一茶〜
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伊香保温泉から県道33号渋川松井田線で榛名湖へ。


湖畔に竹久夢二の歌碑がある。


延享元年(1744年)4月、建部涼袋は榛名山を訪れた。

   ひと日榛名山に詣ス。道すがら五月雨のあやめと読る沼を見る。
   風景いとよし。小富士と云やまあり。

時しらぬ山かと涼しとまり鷺


榛名湖と榛名富士(標高1,391m)


榛名富士の右に見えるのは蛇ヶ岳(標高1,229m)だろうか。

加舎白雄は榛名湖を句に詠んでいる。

伊香保の沼にて

、 雨はこぶあらしの沼のかつみ哉

「鎌都」

文化5年(1808年)5月28日、小林一茶は榛名山番所を過ぎて榛名湖へ。

 又跡にもどりて、茶店より右に下りて行き、山の番所を過ぐるに、波E々(べうべう)として閑に、雲片々として水底いそぐ御池有。廿丁四方もありなん。


一茶は大戸を通り、草津温泉へ。

榛名湖と紅葉


 大正8年(1919年)5月31日、若山牧水は前橋の山崎斌を訪れ、2泊。6月3日、榛名湖まで出かけた。

草津を経て榛名山に登り山上湖畔なる湖畔亭に宿る、鳥多き中に郭公最もよく啼く。

山の上の榛名の湖のみづぎはに女ものあらふ雨に濡れつつ(その一)

みづうみのかなたの原に啼きすます郭公の声ゆふぐれ聞ゆ

『黒土』

 昭和7年(1932年)7月31日、高浜虚子は伊香保に遊び、榛名湖へ。

榛名湖のふちのあやめに床几かな

      昭和七年七月三十一日 伊香保に遊び、榛名湖にいたる。


 昭和14年(1939年)10月6日、与謝野晶子伊香保温泉から榛名湖へ。

秋の日の空の曇りて恐しき氣(け)に包まれし山のみづうみ

湖や手など人振り小舟來ぬ新月ならばいかにしてまし

『白桜集』(伊香保遊草)

天神峠を越えて帰京。

十月の天神峠うす墨の雲の中にてこほろぎの鳴く

『白桜集』(伊香保遊草)

県道33号渋川松井田線で天神峠を越え、榛名神社へ。

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