2022年愛 媛

第五十二国立銀行跡〜『坂の上の雲』〜
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松山市三番町に伊予銀行松山保養所がある。

第五十二國立銀行跡


第五十二国立銀行跡


平成10年(1998年)3月15日、伊予銀行創業120周年を記念して建立。

 第五十二国立銀行(現在の伊予銀行の前身)は、明治11年(1878年)に誕生した銀行である。設立にあたっては旧松山藩士の小林信近が初代頭取となり、正岡子規の叔父大原恒徳も設立に大きく関与し、支配人も務めている。恒徳は幼くして正岡家を継いだ子規の後見人として、常に子規が頼りにした相談相手であった。

 司馬遼太郎著『坂の上の雲』(文藝春秋刊)では、正岡家と第五十二銀行の関係を描いている。

 家禄奉還金千二百円というのは、未亡人の母親が実家の大原家にあずけ、大原家はそれを伊予で設立された第五十二銀行にあずけ、さらにその一部を同銀行の株にしてくれた。正岡家はそれをすこしずつひきだしては生活費にあててきた。それでもう、二十年になる。家族が松山をひきはらって東京に出てきたときは、ほとんど底をついていたであろう。

(1巻より)

大原観山住居跡へ。

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