2012年千 葉

東庄県民の森〜矢田插雲〜
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東庄町小南に東庄県民の森がある。


県民の森に福聚寺という寺がある。


沼闕(ぬまかけ)城の跡である。

「城山の森」から「八丁堰」を望む。


「城山の森」に「芭蕉」の句碑があった。


名月や鶴脛たかき遠ひかた

出典は『もとの水』(重厚撰)。

 俳諧一葉集』『芭蕉翁句解参考』に収録されているが、存疑の句とされる。

矢田插雲の句碑もあった。


麥青し八百年の城あとよ

二の丸をかこめる堤やみとり

昭和17年4月2日、沼闕城址にて。

裏にも句が刻まれている。


菜の花に泣く子や永き夕あかり

鵙啼くや鉄砲腹の塚の上に

昭和18年9月25日

昭和62年(1987年)8月13日、建立。

明治15年、金沢市に生まれ、早稲田大学卒。正岡子規門下。歴史小説の大家。俳誌『千鳥』等を主宰。昭和36年、没す。享年80才なり。

矢田插雲の『江戸から東京へ』が知られている。

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