私の旅日記〜2009年〜
実相寺〜鈴木貫太郎〜
野田市関宿台町に実相寺という寺がある。
実相寺山門
山門を入ると左手に芭蕉の句碑があった。
華さかりやまは日ころの朝ほらけ
出典は『芭蕉庵小文庫』。
貞亨5年(1688年)春、『笈の小文』の旅の折、吉野で詠まれた句。
明治17年(1884年)春、建立。凉坪書。
碑の裏に夏、秋、冬の句が刻まれている。
動かねはうこかてすゝし椎の蔭
| 小池庵一成
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明月や光りこほるゝ松の露
| 清風軒藤江
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幾とせも其名ゆかしや初しくれ
| 蓬青舎露堂
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宝樹山本足院実相寺
神亀元年(724年)、行基により法相寺として茨城県総和町水海の地に開山したといわれている。
応永16年(1409年)、日蓮宗に改宗。
長禄元年(1475年)の頃、水海より関宿の地に移る。
実相寺に鈴木貫太郎夫妻の墓があった。
鈴木貫太郎は元海軍大臣、元侍従長。終戦時の内閣総理大臣である。
昭和23年(1948年)4月17日、82歳で死去。
弟の鈴木孝雄夫妻の墓もあった。
鈴木孝雄は元陸軍大将、元靖国神社宮司。
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