2011年千 葉

子の神大黒天〜小林一茶〜
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千葉県我孫子市の国道356号は成田街道。


成田街道沿いに旧我孫子宿名主邸があった。


非公開である。

「我孫子宿本陣跡」の標識があった。


「子の神」の道標があった。


従是子神道

「寛政元年己酉四月」とある。

細く曲がりくねった「子の神」の道を行くと、子の神大黒天があった。


子の神大黒天


 康保元年(964年)正月8日、甲子(きのえね)の年の子の日に一宇が造られ子之神将と大黒天が安置されたという。

 源頼朝が我孫子の里で重い脚の病に罹った折、夢の中にネズミに乗った老人が現れ、柊(ひいらぎ)の葉で癒したと伝えられるそうだ。

文化3年(1805年)2月5日、一茶は子の権現に参詣している。

五日 晴 我彦子神権現参詣 神木大柊 馬橋ニ入 江戸入

『文化句帖』(文化3年2月)

現在は白花山延寿院甲子寺という真言宗豊山派のお寺である。

本尊は不動明王。

白花山延寿院甲子寺は新四国相馬霊場八十八ヶ所第43番札所。

新四国相馬霊場第38番札所もある。


白花山延寿院甲子寺は、ぼけ封じ関東三十三観音霊場2番札所でもある。

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