私の旅日記〜2008年〜
妙経寺〜其角の句碑〜
JR内房線「姉ヶ崎」から「明神通り」を行くと、妙経寺という寺がある。
一乗山妙経寺山門
宗派は顕本法華宗。
寛正元年(1460年)、日暁上人開山。
延宝2年(1764年)4月28日、水戸光圀が妙経寺に宿泊しているそうだ。
妙経寺本堂
斎藤家の墓地に其角の句碑があった。
起てきけ此郭公市兵衛記
明治23年(1890年)2月、建立。晋永機書。
「市兵衛記」は松崎観瀾の随筆『窓のすさみ』にある忠僕市兵衛の記事。
市兵衛は遠島になった主人の家族を養い、主人の赦免に尽くした忠義の人。
宝永2年(1705年)、荻生徂徠「記義奴市兵衛事」。
姉が崎の野夫忠功孝心をきこしめされて禄を給はりたる事、世にきこえ侍るを
文化11年(1814年)9月、小林一茶は妙経寺を訪れている。
姉ヶ崎法花(華)宗妙経寺忠[僕]市兵衛墓
起て聞け寝てきくまいぞ市兵衛記
『七番日記』(文化11年9月)
小林一茶のパロディーである。
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