文学碑

高田敏子の詩碑

「かくれんぼ」



新宿区高田馬場の高台に諏訪公園がある。

諏訪公園に高田敏子「かくれんぼ」の詩碑があった。


れんぎょうの 花下に
かくれた坊やの まわりを
お母さんが めぐっている
 坊やは どーこ?

見つけるときが
早すぎも
遅すぎもしないようにと
お母さんはめぐっている

あの坊やは 怖い夢を
見ることなど まだないでしょう

 見いつけた!
ほら 抱き合った母と子
れんぎょうの 花枝が揺れて

 大正3年(1914年)9月16日、高田敏子は日本橋の陶器卸業の次女として生まれる。

 昭和41年(1966年)、詩誌『野火』を主宰。編集部は高田馬場にある自宅の2階にあった。

 平成元年(1989年)5月28日、74歳で死去。

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