牧水ゆかりの地

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金精峠

 大正11年(1922年)10月28日、牧水は『みなかみ紀行』の旅で丸沼の番小屋を出て、午前10時45分、終に金精峠の絶頂に出た。

 草鞋を埋むる霜柱を踏んで、午前10時45分、終に金精峠の絶頂に出た。真向いにまろやかに高々と聳えているのは男体山であった。それと自分の立っている金精峠との間の根がたに白銀色に光って湛えているのは湯ノ湖であった。これから行って泊ろうとする湯元温泉はその湖岸であらねばならぬのだ。



 金精峠は標高2,024mで、日光でいちばん高い峠。温泉ガ岳(標高2,333m)と金精山(標高2,244m)の間にある。丸沼は標高1,430mだから、600mの標高差を登ったわけだ。

 昭和40年(1965年)に金精トンネル(標高1,850m)が完成したが、牧水の頃はトンネルなど、無い。

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