牧水の歌

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幾山河越えさり行かば寂しさの

   終てなむ国ぞ今日も旅ゆく

出典は第1歌集『海の聲』。

「十首中国を巡りて」と題して収録されている歌の3首目である。

 明治40年の夏、早稲田大学の学生であった牧水は、郷里宮崎県への帰途、同大学の先輩である歌人有本芳水にすすめられ岡山・高梁・新見・宮島山口と中国を旅した。

 このとき新見(備中)から東城(備後)に旅する途中、行き暮れて二本松峠の茶屋「熊谷屋」で一夜を過ごした牧水が芳水苑に投函した葉書に「幾山河……」「きょうもまたこころのかねをうち鳴らし……」の2首が記してあり、牧水が苦坂峠越えの情景を二本松峠の茶屋「熊谷屋」にて詠んだと言われています。

熊谷屋


 昭和4年(1929年)7月21日、静岡県沼津市の千本浜公園に歌碑建立。



 昭和32年(1957年)4月、吉川熊雄が福岡県福岡市の文学碑公園に歌碑建立。



 昭和38年(19643年)4月、郷土史家の松田仙峡が高千穂峡に歌碑建立。。



 昭和39年(1964年)6月7日、長野県小諸市の宮坂邸に歌碑建立。



 昭和39年(1964年)11月23日、岡山県新見市の峠の茶屋跡に歌碑建立。



 昭和51年(1976年)11月2日、宮崎県日向市の日向市駅に歌碑建立。



 平成3年(1991年)5月、岩手県北上市の北上駅西口広場に歌碑建立。



平成11年(1999年)、東郷町に「道の駅とうごう」を開設。



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