芭蕉の句碑
古池や蛙飛こむ水の音
川俣町飯坂頭陀寺に頭陀寺という寺がある。
頭陀寺山門
延享4年(1747年)、建立。
山門の手前右手に芭蕉の句碑があった。
古池や蛙飛こむ水の音
出典は『蛙合』(仙化編)。
貞亨3年(1686年)春、深川芭蕉庵で詠まれた句。
鶏足山頭陀寺
曹洞宗の寺である。
延徳2年(1490年)、栽松青牛(さいしょうせいぎゅう)和尚開山。
菅江真澄は青牛和尚のことを書いている。
をなじ国伊達郡河股といふ処の頭陀寺の開山禅師は、世にことなる名なり。物胡夷(モッコエビスノ)三郎最勝青牛頭陀大和尚とて、此師、世にいまそかりけるときは、青きうし、かげのごとく随ひ奉れり。
『かたゐ袋』
頭陀寺回転輪蔵は町指定有形文化財。
輪蔵には鉄眼版の一切経全巻が納められている。この一切経は末寺の仙林寺(伊達市保原町)から贈られたものである。
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