「芭蕉句碑」


百景や杉の木の間にいろみ草

栗原市築館薬師台に雙林寺という寺がある。


医王山雙林寺

天平宝字4年(760年)、孝謙天皇開創。

天正19年(1591年)、再興。

曹洞宗の寺である。

薬師瑠璃殿


薬師如来を祀る。

「杉薬師」とも称される。

瑠璃殿の手前右手に「はせを」の句碑があった。


百景や杉の木の間にいろみ草

出典は『幽蘭集』(暁台編)だが、存疑句とされる。

百景や杉の木の間にいろみ草
   はせを

箒を杖にわらふ山公家
   浪化

隣からいはひと雛の餅くれて
   去来

もとは佐藤利雄氏宅にあったもの。

昭和32年(1957年)4月15日、「杉薬師」に移された。

しのぶ句碑薬師寺に建ちて春日和   としを

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