芭蕉の句碑〜茨 城〜

八九間空伝雨降柳可那
土浦市大手町に東光寺という寺がある。
医王山東光寺

曹洞宗の寺である。
東光寺十七世住職ミ道大如は俳人。
東光寺でたびたび句会が催されていたそうだ。
朱塗りの華麗な瑠璃光殿は俗に薬師堂と呼ばれている。
元文4年(1739年)落成。
土浦市指定文化財である。
薬師堂の右手に芭蕉の句碑があった。

八九間空伝雨降柳可那
元禄7年(1694年)春、芭蕉51歳。
『続猿蓑』巻頭の句である。
嘉永5年(1851年)11月12日、蕉翁百六十回忌で内田野帆建立。
内田野帆は通称喜平治。担堂とも号した。
安政2年(1855年)、75歳で没。
薬師堂の左手に内田野帆の句碑があった。

声に身を持せて揚る雲雀かな
安政2年(1855年)、建立。
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