芭蕉の句碑青 森


闇の夜や巣をまどはして啼く千鳥

深浦町大字深浦字岡町に宝泉寺という寺がある。


宝泉寺


曹洞宗の寺である。

山門を入ると左手に千鳥塚があった。


闇の夜や巣をまどはして啼く千鳥

出典は『猿蓑』

元禄4年(1691年)春の句。季語は「鳥の巣」。

町指定史跡

宝泉寺の千鳥塚

 この塚は明和4年(1767年)松尾芭蕉の忌日に、深浦湊の俳人らによって建てられた芭蕉塚(おきな塚ともいい芭蕉の句を刻んでその徳を偲んだもの)です。

 正面には「芭蕉於き那」と刻まれ、津軽地方最古のもので、側面には芭蕉の句で

闇の夜や巣をまどはして啼く千鳥

と刻まれており、ここから千鳥塚と称されるようになりました。

 この書は竹越里圭(1736〜1801)によるものと言われています。

 里圭の父、竹越漁光等がこの場所において俳諧の興行を行ないました。

深浦町教育委員会

津軽地方で2番目に古いものは鰺ヶ沢町舞戸町の「日蔭塚」である。

 竹越漁光は本名久右衛門。廻船問屋小浜屋の主人。屋号は若狭屋。大高千円の弟子。

 竹越里圭は漁光の子。本名忠左衛門。蝶夢の門人。二六坊。見秋亭。嘯月斉。

 明和6年(1769年)10月20日、千円は81歳で没。

 明和7年(1770年)、千円追悼集『古つくえ』(里圭編)

 寛政10年(1798年)6月9日、菅江真澄は竹越里圭を訪ねている。

 亨和元年(1801年)5月14日、里圭は65歳で没。

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