芭蕉の句碑群 馬


馬遠曽弊詠類雪能阿志多可難

 群馬県渋川市上白井玉ヶ岡の玉山神社に芭蕉霊神塚があるというので、探してみた。

 上白井伊熊から上白井を越えて国道17号を行くと、滝沢沿いに玉山神社があった。


玉山神社


芭蕉霊神塚


馬遠曽弊詠類雪能阿志多可難

出典は『野ざらし紀行』。

   旅人をみる

馬をさえながむる雪の朝哉


貞亨元年(1684年)、芭蕉41歳の句である。

『はせをつか』(楓幻亜編)に収録されている。

市指定史跡

指定 昭和63年7月19日

 この芭蕉霊神塚は、玉ヶ岡の玉山神社参道に位置し、高さ133cm、幅69cmの芭蕉句碑である。

 真ん中に「芭蕉霊神」とあり、その両側に「馬遠曽弊詠類雪能阿志多可難」と刻まれている。

 建立者は、当地の俳人後藤錦秋、生方可交ら玉ヶ岡連中らで、安政3年(1856年)ごろ建立したものである。この句碑のそばに、多伝園三世生方可交は「花の雪積むや可(か)た免(め)て玉ヶ岡 可交」と自碑を建立。当地区の俳諧の先達でした。

 ”芭蕉霊神 馬をさへながむる雪のあしたかな”馬でさえ、眺める雪の朝はきれいだなという意味であろうか。

渋川市教育委員会

可交の句碑


花の雪積むや可た免て玉ヶ岡

可交は生方治重。蓼園三世。

上白井南谷の「良夜塚」にも可交の句碑がある。

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