芭蕉の句碑


春もややけしき調ふ月と梅

大長寺から国道125号を行く。


行田市藤原町2丁目に赤いお堂がある。


お堂の左に芭蕉の句碑があった。


春もややけしき調ふ月と梅

元禄6年(1693年)春の句。出典は『続猿蓑』(沾圃編)。

寛政5年(1793年)10月12日、芭蕉の百回忌に建立。多少庵秋瓜筆。

『諸国翁墳記』に「梅 塚 同忍若小玉村東光菴建 千翅・寛志」とある。

『行田市史』には「所在地 若小玉 東光庵境内」とある。

若小玉村の名主竹内宇吉は五葉亭といい、俳号は千翅。

碑の裏には多少庵秋瓜の句が刻まれているようだ。


百年の木に手の届く柳かな

地蔵塚古墳に彼岸花が咲いていた。


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