芭蕉の句碑
春もやゝ氣色とゝのふ月と梅
佐久市春日の竹の城地区に火の見櫓がある。
火の見櫓の下に「月梅塚」があった。
春もやゝ氣色とゝのふ月と梅
出典は『薦獅子集』(巴水編)。
元禄6年(1693年)1月20日、深川芭蕉庵から大垣の木因に宛てた書簡にある。
文政11年(1828年)、桜井三右ヱ門則光建立。
桜井三右ヱ門は葛飾派其日庵五世白芹の門人陽山亭良宜。
良宜72歳の時である。
「月梅塚」の右側に「天神宮」があった。
左側面に芭蕉の句が刻まれている。
山里は萬歳遅し梅の華
真蹟懐紙に「伊陽山中初春」と前書きがある。
元禄4年(1691年)春、故郷の伊賀で詠まれた句。
明治4年(1871年)11月、桜井三右ヱ門建立。
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