芭蕉の句碑千 葉


松杉をほめてや風のかをる音

松戸市二ツ木に蘇羽鷹(そばたか)神社がある。


蘇羽鷹神社


天正4年(1576年)、創立。

千葉氏の守護神であった。

蘇羽鷹神社の鳥居


供養塔があった。


供養塔の側面に芭蕉の句が書いてある。


松杉をほめてや風のかをる音

出典は「杉風真蹟書簡」。

元禄7年(1694年)夏、京都嵯峨の落柿舎滞在中の作とされる。

天保11年(1840年)4月、岡椿舎一友によって建てられたものらしい。

 弘化2年(1845年)10月17日、八巣謝堂斗囿十三回忌の後、蘇羽鷹神社を訪れている。

   夜に入りて小金におもむくを

   蘇羽鷹明神の森なる翁の碑を拝す

松杉や空に聞える霜の声

「飄々斎先生訪ねるの記」

 弘化2年(1845年)11月に小金に来た八巣謝堂の紀行によると、二ッ木の蘇羽鷹神社にも「翁」の句碑があるとあるが、これはどうやら同じ八巣系の俳人であった小金(又は二ッ木とも八ヶ崎ともいう)の一友(岡椿舎・岡田義方)の句碑を指したもののようである。

『松戸市史』(中巻・近世編)

やはり供養塔の側面に書かれた芭蕉の句が「『翁』の句碑」であろう。

供養塔の隣に「一友(岡椿舎・岡田義方)の句碑」がある。

一友の句碑


棟上や餅も鏡もけふの月

 八巣一世は桜井蕉雨、八巣謝堂は八巣二世、八巣謝徳は謝堂の子で、八巣三世。岡椿舎一友は八巣謝堂の門。

蘇羽鷹神社の拝殿


祭神は国常立命(くにとこたちのみこと)

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