翁 塚


四天王寺〜「芭蕉翁文塚」〜

津市栄町に四天王寺(HP)という寺がある。


山 門


推古天皇の勅願で聖徳太子の建立と伝えられる。

曹洞宗の寺である。

山門の右手に「芭蕉翁文塚」があった。


元文2年(1737年)5月、二日坊宗雨建立。

延享元年(1744年)、記念集『文塚』刊行。廬元坊序。

   阿野の津の翁塚の手向

文塚や文字かゝふてをみなへし


『諸国翁墳記』に「文 塚 勢州津四天王寺アリ 二日坊建」とある。

宗雨は菊池氏、名は晴隆。津の医者。美濃に行脚して廬元坊に学ぶ。

安永4年(1775年)5月23日、宗雨は56歳で没。

「芭蕉翁文塚」の左に「二日坊杖塚」があった。


君姓菊池名宗雨稱揚立
号二日坊晩号帰旧法子
安永四年乙未五月廿三日死
年六十五    坐秋建之

二日坊の句が刻まれている。

   病中吟

聞たいも病むひとつなり時鳥

初雪や頂いて行踏て行

坐秋建立。

杖塚の霊と成せるは、大安路冠者と名づけ生前月に雪に吟行のたすけとなれるものなり。是を建る竹室の坐秋は、社中の古老にして、断金の旧友なりけるが、在世の信をたがえず、塔世山の境内、祖翁の文塚に隣りて杖塚を築く

安永7年(1778年)、『杖と笠』(林可編)。

阿弥陀寺境内には「笠塚」が建立されたそうだ。

楼 門


塔世山四天王寺


翁 塚に戻る