芭蕉の句碑


朝露によこれてすゝし瓜の土

匝瑳市横須賀に新田コミュニティーセンターがある。


新田コミュニティーセンター横の共同墓地に芭蕉の句碑があった。



朝露によこれてすゝし瓜の土

主典は『續猿蓑』

元禄7年、嵯峨野の落柿舎で詠まれた句。

 杉山杉風宛書簡(元禄7年6月24日)には「朝露や撫でて涼しき瓜の土」とある。

 『笈日記』(京 都 附嵯峨)には「朝露よごれて涼し瓜の泥」とあり、「去来別墅にありて」と前書きがある。

   朝露によごれて涼し瓜の泥

 此句は、「瓜の土」とはじめあり。涼しきといふに活(はたらき)たる見て、泥とはなしかへられ侍るか。

『三冊子』(土芳著)

芭蕉の句碑に戻る。