芭蕉の句碑滋 賀


ものいへは唇寒し秋の風

湖南市平松に西照寺という寺がある。


平松山西照寺


天文6年(1537年)、応誉明感の開基。

本尊は木像阿弥陀如来座像。

浄土宗の寺である。

本堂前の植え込みに奥村亜渓と妻志宇の句碑があった。


卯の花にすそすれすれて更衣
   美松
 亜渓

五月雨に草木のこころ引き立てる
 志宇

亜渓は三雲村平松の代官奥村俊治。

文政3年(1820年)6月25日、73歳で没。

志宇は亜渓の妻。近江国大津に生まれる。加藤曉台に師事。

天保5年(1834年)3月12日、74歳で没。

志宇女は30年間にわたって知名士から集めたうつくし松の吟詠集『千載集』(町指定文化財)を残している。

 昭和45年(1970年)5月、西照寺にて亜渓・志宇百五十回忌法要。

 昭和49年(1974年)5月、亜渓・志宇百五十回忌記念に奥村敬次郎建立。

西照寺に亜渓・志宇の墓がある。

西照寺の境内に芭蕉の句碑があった。


ものいへは唇寒し秋の風

出典は『芭蕉庵小文庫』

元禄4年(1691年)、芭蕉49歳の時の句。

昭和55年(1980年)5月、美松山人建立。

美松山人は西照寺前住源信彦。

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