芭蕉の句碑


いさゝらは雪みにころふ所まて

名古屋市中区大須に真福寺という寺がある。


北野山宝生院真福寺


真言宗智山派別格本山である。

大須観音(HP)として知られている。

大須観音に芭蕉の句碑があった。


いさゝらは雪みにころふ所まて

出典は『花摘』(其角著)。

芭蕉句碑の由来

 芭蕉翁は、貞享4年(1687年)に再度名古屋を訪れた際、12月3日の夜、原町筋の書林風月堂にて、如行、夕道、荷兮、野水らと俳諧を催し、折からの雪にこの句を得て、堂主有道に書き与えたと云う。

いざさらば雪みにころぶ所まで   芭蕉翁

 元の歌仙句碑は、文化文政頃の建立と云われているが、その后幾度の変遷を経てここ大須観音に身を寄せていたものである。芭蕉翁三百年忌を迎えるに当り、その追善と名古屋文化発掘の一助として再建するのである。

 平成癸酉5年10月12日

名古屋大須ロータリークラブ
創立十周年記念事業実行委員会

 『諸国翁墳記』に「月 塚 尾州名古屋大須在 六々庵巴静建 三井寺の門たたかはやけふの月 芭蕉」とあるが、この句碑は不明。

「郷土芸能大正琴発祥の地」の記念碑もあった。


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