芭蕉の句碑


山路来て何やらゆかしすみれ草

鹿沼市下永野の県道32号栃木粕尾線旧道に大越路峠がある。


平成15年3月、大越路トンネルができて旧道は車輌通行止め。

大越路峠


粟野町名勝
大越路峠(下永野)

その昔この峠道は出流山と日光方面を結ぶ重要なルートで茶屋もあったと伝えられています。昭和38年には県道が開通し、永野地区の交通事情を大きく改善しました。下糟尾大越路から下永野下元まで5.3kmあり、道の両側にある桜が毎年見事な花を咲かせています。

粟   野   町
粟野町観光協会

2006年1月1日、粟野町は鹿沼市に編入。

大越路峠に芭蕉の句碑があった。


山路来て何やらゆかしすみれ草

出典は『野ざらし紀行』

 貞享2年(1685年)、京都から大津に至る山路を越えて行く時に詠んだ句とされる。

昭和58年(1983年)2月、建立。

大越路峠の旧道にもうひとつ芭蕉の句碑があった。


梅か香にのつと日の出る山路かな

元禄7年(1694年)春、芭蕉51歳の句。

『炭俵』冒頭、志太野坡と両吟歌仙の発句。

天保9年(1838年)10月、上永野村の柳枝建立。

芭蕉の句碑に戻る