芭蕉の句碑


春のよは桜に明けてしまひけり

弘前市西茂森に天満宮がある。


天満宮


黄葉が美しい。

参道の左手に句碑が並んでいる。

奥に芭蕉の句碑があった。


春のよは桜に明けてしまひけり

出典は『翁草』

何時どこで詠まれた句か、不明。

『蕉翁句集』(土芳編)は「元禄四未とし」とする。

寛政5年(1793年)10月、芭蕉百回忌に建立。

もうひとつ芭蕉の句碑があった。


しはらくは花のうへなる月夜かな

出典は『初蝉』(風国編)。

 貞亨5年(1688年)春、「笈の小文」の旅の途上で詠まれた句。『蕉翁句集』(土芳編)には「よし野にて」と前書きがある。芭蕉45歳の時である。

天保14年(1843年)、芭蕉百五十回忌に建立。

翁塚もあった。


芭蕉翁

明治24年(1891年)10月12日、艸々庵社裡外有志建立。

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