芭蕉の句碑埼 玉


艸臥て宿かる頃や藤の花

深谷市下手計に妙光寺という寺がある。


瑠璃光山遍照院妙光寺


高野山真言宗の寺である。

山門の右手裏に「引導一千人供養」の碑があった。


文久3年(1863年)10月、妙光寺十一世住職亮海師尾高惇忠建立。

根府川石だそうだ。

碑の裏に芭蕉の句が刻まれている。

艸臥て宿かる頃や藤の花

出典は『笈の小文』

貞亨5年(1688年)4月11日、大和八木で詠まれた句。

「芭蕉句碑」とは気付かない。

妙光寺の墓地に高浜虚子の句碑があった。


遠山に陽の当りたる枯野かな

明治33年(1900年)11月25日、子規庵例会で詠まれた句。

父の郷里、松山の東野あたりから見る景色である。何かの話から「父さんの好みは、と人に聞かれたら、遠山の句をいつて、これが父の好みですといひなさい」と話したことがある。

『虚子一日一句』(星野立子編)

昭和49年(1974年)4月、松村光起建立。

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