芭蕉の句碑


草色々おのおの花の手から哉

 横浜市戸塚区矢部町の八幡神社に芭蕉の句碑があるというので、探してみた。


 矢部町の八幡神社は国道1号のバイパス沿いにあると分かったが、そこまで行く道がわからない。

 戸塚ボーリングセンターの辺りから細い道を歩いていくと、なんとかたどり着いた。

街山八幡社に上る坂道の左手に霊水池があった。


霊水池の左に芭蕉の句碑がある。


草色々おのおの華の手柄かな

出典は『笈日記』(支考編)。

 貞亨5年(1688年)8月、『更科紀行』出発に際して美濃の門人達に残した留別吟4句のひとつ。

芭蕉の句の左に鈴木道彦の句が刻まれている。

かはらぬは嬉しさハかり後の月

文政2年(1819年)9月6日、道彦没。享年62歳。

文政8年(1825年)、道彦七回忌に句碑建立。

碑の裏には戸塚宿俳人の句が幾つか刻まれているようだ。

八幡社の鳥居


鳥居の奥の石段を登ると、社殿がある。

街山八幡社社殿


祭神は誉田別命(ほんだわけのみこと)

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