芭蕉の句碑千 葉


刈かけし田つらの鶴やさとの秋

神崎町並木に神宮寺という寺がある。


真言宗智山派の寺である。

神崎神社の別当寺として創建。

慈覚大師円仁が庵を結んだという。

神宮寺に芭蕉の句碑があった。


刈可けし田つらの能鶴やさとの秋

出典は『鹿島紀行』

貞亨4年(1687年)、芭蕉44歳の句。

寛政4年(1792年)8月、木啄庵連中建立。

碑陰に茂蘭の句が刻まれている。

行秋の空のしづかや鷹一羽

 木啄庵茂蘭は香取市岩部の大乗寺住僧日従上人。二世白兎園宗瑞の門人で、「啄木や己が谺に振かへり」の名吟によって「木つゝきの茂蘭」として世に聞こえた俳僧という。

「既酔」の名も見えるが、句は判読不能。

 『神崎町史』(金石文等)に、「落本(ほ)拾ふとてうき旅个(か)(や)□や□」とある。

「既酔」は二世随月庵既酔、三世木啄庵茂蘭を嗣号した神崎町の宮崎伊兵衛。

二世啄木庵既酔は植房の世尊寺住職、のち吉岡の大慈恩寺に移る。

寛政12年(1800年)10月23日、没。

神宮寺仁王門


神宮寺観音堂


神崎町指定建造物

本尊は木造十一面観音立像。

千葉県指定文化財である。

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