芭蕉の句碑


蓬莱に聞はやい勢の初便

高知市本町に高野寺という寺がある。


遍照山高野寺


高野山真言宗の寺である。

本堂右手の公孫樹の木の下に芭蕉の句碑があった。


蓬莱に聞はやい勢の初便

出典は『炭俵』。「立春」と前書きがある。

元禄7年(1896年)、江戸で詠まれた句。

弘化3年(1846年)、建立。

高野寺の道路沿いに「板垣退助先生生誕之地」の碑があった。


大正13年(1924年)5月、建立。

板垣退助(1837−1919)

戊辰戦役には藩兵1,000人を率い東山道先鋒を務めた。立志社をつくり自由民権運動をおこす。自由党の総理となり全国遊説中、明治15年岐阜で刺される。「板垣死すとも自由は死せず」の言葉は有名。晩年は社会事業に全力をあげる。

左に「死生亦大矣」と刻まれた碑があった。

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