芭蕉の句碑


ふミつきや六日も常の夜には似す

新潟県十日町市下組に新保広大寺がある。


「古俚謡新保広大寺伝承地」である。

「新保広大寺節」は十日町市の無形民俗文化財。

津軽じょんがら節や八木節の元唄となったそうだ。

知らなかった。

鶴齢山広大寺


曹洞宗の古刹である。

本堂の手前左手に芭蕉の句碑があった。


ふミつきや六日も常の夜には似す

出典は『奥の細道』。

元禄2年(1689年)7月6日(陽暦8月20日)、直江津で詠まれた句。

慶応3年(1867年)5月、建立。

碑の裏に長谷川キ斎(※「キ」=玉篇+「幾」)の句が刻まれている。

かへりみる心に近し富士の山

キ斎は下条水口の人、通称銀右衛門。下組社中を主宰。

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