この句碑は、江戸時代末期の上州随一の俳人であった高崎田町生まれの富所(志倉)西馬が、芭蕉俳諧の流れをくむ者として、上州内外の俳人と共同で芭蕉百五十年遠忌の前年にあたる天保13年(1842年)春に建立したものである。この時、記念の大俳句会も開催している。 |
碑面の句は当代第一級の書家であった越後出身の巻菱湖が筆をとり、碑背の文を常陸国牛久藩主の大内蘭長が書いたものである。 県内約200基ある芭蕉句碑のうち、由緒においてその右に出るものはないであろう。 |
正風宗師碑 | 篆額 松平四山侯書 | 上毛高嵜城西清水山下 |
高韻 巻菱湖 | 發起 西馬 |
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碑陰 山口□長侯撰文并書 | 補助 社中 |