芭蕉の句碑東 京


先祝へ梅を心の冬こもり

八王子市北野町に北野天神社がある。


北野天神社


社殿の裏に芭蕉の句碑があった。


先祝へ梅を心の冬こもり

出典は『阿羅野』

しばしかくれゐける人に申遣す」と前書きがある。

貞亨4年(1687年)、『笈の小文』の旅の途中の句。

「しばしかくれゐける人」は、流刑中の杜国

   權七に示す

舊里を去てしばらく、田野に身をさすらふ人あり。家僕何がし水木の爲に身を苦しめ、心をいたましめて、其撩奴阿談が功をあらそひ、陶侃が胡奴をしたふ。誠や道は其人をとるべからず。物は其かたちにあらず、下位に在ても、上智の人ありといへり。猶、石心鐵肝たゆむことなかれ。あるじも其善をわするべからず。(※撩は、けものへん)

先祝へ梅をこゝろの冬ごもり


「権七」は杜国の家僕家田与八のことであるとされる。

『蕉翁句集』(土芳編)は「元禄二巳のとし」とする。

芭蕉の句碑東 京〜に戻る