芭蕉の句碑
草の葉を落るより飛ふ螢かな
喜多方市一本木下に熊野神社がある。
熊野神社
熊野神社に芭蕉の句碑があった。
草の葉を落るより飛ふ螢かな
出典は『いつを昔』。
『蕉翁句集』では「元禄三午とし」とする。
弘化4年(1847年)9月12日、伊藤朶年建立。
嘉永元年(1848年)、記念句集『螢塚集』(紫英序)が出版された。
草の葉を落つるより飛ぶ螢かな
| 翁
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窪みの水に匂ふ卯の花
| 四雲
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濱出しの俵に小揚に荷はせて
| 朶年
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往來あふく腰の帳面
| 里水
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朶年は通称伝内。螢光庵。仙台の巣居の門人。
嘉永5年(1852年)、『会津俳諧百家集』刊。
明治12年(1879年)、80歳で没。
世のさまを見ねば気安し百合の花
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