芭蕉の句碑滋 賀


かくれけり師走の湖のかいつぶり

草津市矢橋町字帰帆に矢橋帰帆島公園(HP)がある。


矢橋帰帆(やばせのきはん)は近江八景のひとつ。

   矢橋歸帆

夕かすみ赤石の浦を帆のおもて


   矢橋帰帆

夕霞赤石の浦を帆のおもて


矢橋帰帆島公園の西、湖岸道路第2駐車場に芭蕉の句碑があった。


かくれけり師走の湖のかいつぶり

碑陰に「『一葉集』芭蕉作品集より」とある。

 世間の人々があわただしく働いている師走に、世間を離れた自分は湖に浮かんでいるかいつぶりを眺めている。そのかいつぶりは、急に水に潜ってしまった、かいつぶりも師走のことで何かと忙しいのかな。

【無心の鳥に師走の気分を見い出したところにこの句の面白味があり、静かな自然とあわただし人間世界と対照的にとらえている余情がある。元禄3年芭蕉47歳 冬の作/季語=師走・かいつぶり(冬)】

初出は『色杉原』。

『蓮の実』には「のがれけり」とあるそうだ。

元禄4年(1691年)、『色杉原』・『蓮の実』刊。

平成6年(1994年)3月、草津市教育委員会建立。

師走の湖


湖面にいるのは「かいつぶり」なのだろうか?

大津プリンスホテルが見える。

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