芭蕉の句碑


荒海や佐渡によこたふ天河

佐渡市羽茂上山田の国道350号線沿いに気比神社がある。


気比神社


祭神は伊奢沙別命(いざわわけのみこと)

 ちなみに、敦賀市の氣比神宮の重要文化財(旧国宝)大鳥居は、ここの木で建てられたそうだ。

社殿の左手に大きな「義民善兵衛碑」がある。


 天保9年(1838年)、中川善兵衛は佐渡奉行に対する不満を佐渡一国惣代として巡見使に上訴し、投獄された。天保一国騒動である。

天保10年(1839年)、善兵衛は江戸で獄死。47歳であった。

「善兵衛碑」の手前に小さな芭蕉の句碑があった。


荒海や佐渡によこたふ天河

出典は『奥の細道』。

元禄2年(1689年)7月4日、出雲崎で詠まれた句。

安永4年(1775年)6月、加藤暁台は佐渡に渡っている。

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