芭蕉の句碑
靜さや岩にしみいる蝉の聲
小松島市立江町字清水に景岩寺という寺がある。
景岩寺の入口に芭蕉の句碑があった。
靜さや岩にしみいる蝉の聲
出典は『奥の細道』。
元禄2年(1689年)5月27日(新暦7月13日)、
山寺(立石寺)
で詠まれた句。
嘉永3年(1850年)、建立。
景岩寺
曹洞宗
の寺である。
本堂左手の藤棚にも芭蕉の句碑があった。
さひしさや花のあたりの翌檜
出典は
『笈日記』
。
讃
あすは檜の木とかや、谷の老木の言へる事あ
り。きのふは夢と過て、あすは未だ来らず。
たゞ生前一樽の楽しみの外に、あすはあすは
といひくらして、終に賢者のそしりをうけぬ
さびしさや華のあたりのあすならふ
(ろ)
ばせを
(う)
元句は貞享5年(1688年)
『笈の小文』
の「
日は花に暮てさびしやあすならふ
」。
明治43年(1910年)、建立。
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