芭蕉の句碑
山寺のさひしさつけよ野老ほり
太田市丸山町は宿場町。
丸山町に上州米山薬師尊がある。
米山薬師尊の石段
石段の右手に芭蕉の句碑があった。
山寺のさひしさつけよ野老ほり
『笈日記』に「山寺のかなしさつげよ野老野老(ところ)ほり」とある。
貞亨5年(1688年)、伊勢の神宮寺で詠まれた句。荒廃していたそうだ。
野老(ところ)はヤマノイモ科のつる性多年草。根茎は太くひげ根を多数出し、これを老人のひげに見たて「野老」の字をあてる。オニドコロ。トコロズラ。新年の季語。
文政10年(1827年)3月12日、悟十斎一知建立。
石段を登ると、右手に社殿があった。
さらに石段を登る。
多くの庚申塔や野仏があった。
登りつめると、小さな祠があった。
以前は米山薬師尊があったそうだ。
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