芭蕉の句碑秋 田


春の夜は桜にあけて仕舞けり

大館市大館に浄応寺という寺がある。


浄応寺


真宗大谷派の寺である。

本堂の前に推定樹齢400年とされている枝垂桜がある。

 嘉永4年(1851年)頃、桑折の俳僧一如庵遜阿は浄応寺を訪れ、桜のことを書いている。

大館浄応寺桜 随斎四山稿にも此桜希代の大樹と云々

その庭も見て来し顔の燕かな

手を合すばかりや院の老さくら
   雨隣


枝垂桜の下に芭蕉の句碑があった。


春の夜は桜にあけて仕舞けり

出典は『翁草』(里圃編)。

何時どこで詠まれた句か、不明。

句碑の上部が欠落している。

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