芭蕉の句
都出てゝ神も旅寝の日数哉
入間市野田に白髭神社がある。
野田ばやしは無形民俗文化財。
白髭神社本殿
大正11年(1922年)に造られたそうだ。
神楽殿前の紅梅
白髭神社旧本殿
寛永年間(1624年〜1644年)に再建された時のものという。
入間市指定文化財。
旧本殿の脇に芭蕉の句碑があった。
都出てゝ神も旅寝の日数哉
出典は『俳諧雨の日数』。
元禄4年(1691年)9月28日、芭蕉は膳所義仲寺を後にして東下の旅に出、10月も末に近い頃沼津に着いた。
明治42年(1909年)9月、建立。
『諸国翁墳記』に「翁 塚 武州高麗郡野白 武彦・白悠建」とある。
その再建碑であろうか。
白髭神社から坂を下ると、路傍に芭蕉の句碑があった。
父母のしきりにこひし雉子の聲
出典は『笈の小文』。
貞亨5年(1688年)春、芭蕉が杜国と高野山を訪れて詠んだ句。
明治22年(1889年)3月3日、建立。
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