芭蕉の句碑


あかあかと日はつれなくも秋の風

渋川市赤城町長井小川田の沼田街道沿いに芭蕉の句碑があった。


今宮の芭蕉句碑


あかあかと日はつれなくも秋の風

 元禄2年(1689年)7月、『奥の細道』の旅で金沢から小松へ向かう途中に詠まれた句。

万延元年(1860年)10月、建立。

由 来

 今宮の芭蕉句碑、長井小川田字今宮 この碑は沼田街道に沿う今宮にあって、すぐ南の森は十二宮である。このあたりは、日の暮れがおそく、夕日がいつまでも赤い。

 そんな頃、トボトボと野道を急ぐ旅人には、ピッタリの心境を詠じた句碑で、ほんとうに環境によく調和している。この句は奥の細道にある。

 建てた人は南雲宿の俳人僖丸で、彼は翌年から県内の芭蕉塚探訪に旅立って文久3年(1863年)上毛のはせを塚を出版した。

『はせをつか』(楓幻亜編)に収録されている。

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