芭蕉の句碑


杜鵑(ほとゝきす)聲横たふや水の上

養老町橋爪の県道227号線牧田室原線近くに「古道多良街道」がある。

古道多良街道

 古道多良街道の現存する唯一の場所(約70m)がここです。

 多良街道は、現在の上石津町多良と養老町橋爪、新宮、室原を経て、大垣を結ぶ重要な街道(約25km)でした。

 今から約415年前の関ヶ原合戦には、西軍3万余の軍勢が、この道を通ったことも歴史が伝えています。

「芭蕉句碑ミニ公園」に芭蕉の句碑があった。


杜鵑(ほとゝきす)聲横たふや水の上

出典は『藤の実』

『陸奥鵆』には「深川」と前書きがある。

 元禄6年(1693年)、杉風曽良の勧めに応じて「水辺のほととぎす」を詠んだ句。

宮崎荊口宛書簡には「声や横たふ」とある。

裏には長沼麦庵の句も刻まれているが、よく読めなかった。

長沼麦庵は芭蕉美濃派の再和派十五代を継承。

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