「芭蕉の句碑」


古寺廼桃耳米ふ無於とこ可那

青梅市二俣尾の高源寺に芭蕉の句碑があるというので、行って見た。


山門を入ると、左手に「はせ越」の句碑があった。


古寺廼桃耳米ふ無於とこ可那
(古寺の桃に米ふむをとこかな)

『もとの水』俳諧一葉集』に収録されているが、存疑句である。

『芭蕉句鑑』には「貞享四卯年 春の部」に収録されている。

 正岡子規は『俳人蕪村』で「芭蕉集中全く客観的なるものを挙ぐれば四、五十句に過ぎざるべく、中につきて絵画となし得べきものを択みなば」として9句を挙げているが、その中の1句。

天徳山高源寺


曹洞宗の寺である。

蝋梅が咲いていた。


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