芭蕉の句碑
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静 岡
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霧しぐれ富士を見ぬ日ぞ面白き
静岡県富士市岩渕に芭蕉の句碑があるというので探してみた。
東名高速富士川SAの西側にある道路を上っていくと芭蕉の句碑があった。
霧しぐれ富士を見ぬ日ぞ面白き
出典は
『野ざらし紀行』
。
摩滅が激しくほとんど読めない。
この句碑には次の3句が刻まれている。
風になびくその富士川の螢かな
乙児
霧しぐれ富士を見ぬ日ぞ面白き
芭蕉
奧の斗の富士を隱して時雨かな
白盆
芭蕉の句は、甲子吟行に載っている句で貞享元年(1684年)8月箱根の関所を越える時に詠んだものである。
乙児
の句は明和5年(1768年)の彼の句集六花庵往来集にあり、吉津の光雲寺句会で詠んだものである。
白盆の句もこの句会で詠まれたものと考えられる。
芭蕉の句碑
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