芭蕉の句碑
疑ふ那潮の花も浦乃春
江ノ島の稚児ヶ淵に芭蕉の句碑がある。
芭蕉の句碑
疑ふ那潮の花も浦乃春
芭蕉の句碑は、握り飯の半面を押しつぶしたような素朴な碑型の川原石で、「潮墳」の碑と称されて観光客に親しまれています。青緑の色濃い自然石を程よく活用して「疑ふな潮の花も浦の春 はせを」と彫りこまれたこの句は二見ヶ浦(三重県)での作ですが、ここの自然環境に溶けあっています。
出典は『いつを昔』
元禄2年(1689年)、46歳の句。
寛政9年(1797年)3月、愛甲郡猿ヶ島の俳人五柏園丈水門建立。
『諸国翁墳記』に「潮 墳 相州江ノ嶌兒ヶ渕建 シ山房門中 ※「シ」は草冠に「止」」とある。
稚児ヶ淵の釣り人
嵐雪は江ノ島の句を詠んでいる。
元文2年(1737年)6月、佐久間柳居は箱根の帰りに江ノ島で句を詠んでいる。