芭蕉句碑不 詳

秋風や筧の來たりこなんだり

みどり市笠懸町阿左美の民家に「芭蕉」の句碑があるというので、行ってみた。


民家の玄関先に「芭蕉」の句碑があった。


秋風や筧の來たりこなんだり

この句は芭蕉の句として伝わらない。

大正3年(1914年)10月、建立。

以前は桐生市にあったが、現在地に移転された。

 この芭蕉句集に見えない句碑が桐生市稲荷町周東高三郎氏門前の路傍に耕月亭照云という人の書で堂々と立っている。照門の周東錦溪 宮本花月等十余人が大正三年の時雨忌を期しての建立とあれば、道具立はそろっているし、もとは錦溪の庭にあったのだという。錦溪は一時内藤鳴雪に従って歩いた人でまんざらの田舎俳人ではないから、まさか無茶な芭蕉塚を立てるはずはないが、桐花塚といいこれといい、とかく桐生の俳碑は一筋ナワではいかない。

『上毛芭蕉塚』(本多夏彦著)

 「桐花塚」は桐生市の美和神社にある「すし塀に明ほの高し桐の華」の句碑である。桐生天満宮にある「牛石やひかれ手綱に糸さくら」の句碑も芭蕉の句として伝わらない。

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