芭蕉の句碑
〜
栃 木
〜
松すきをほめてやかせの薫る音
佐野市大栗町に関東五社稲荷神社がある。
関東五社稲荷神社
天慶5年(942年)、
藤原秀郷
公創建。
相模国松岡稲荷大明神を移したのだそうだ。
同時に烏森、王子、新福院、大栗稲荷の4社も移されたので、関東五社稲荷というわけである。
関東五社稲荷神社に芭蕉の句碑があった。
松すきをほめてやかせの薫る音
出典は「杉風真蹟書簡」。
元禄7年(1694年)夏、京都嵯峨の
落柿舎
滞在中の作とされる。
『諸国翁墳記』
に「
□□□ 野州安蘇郡佐野庄大栗村鎮守稲荷社内 建主 □松・同 □遊
」とある。
佐野市富士町の
泉應院
にある芭蕉の句碑と同じ頃に建てられた句碑のようだ。
石段を登ると、拝殿がある。
関東五社稲荷神社拝殿
御祭神は伊弉諾尊、素盞嗚尊、大己貴尊。
稲荷神社とは思えない御祭神である。
芭蕉の句碑
〜
栃 木
〜に戻る