芭蕉の句碑
松風や軒をめくりて秋くれぬ
伊勢崎市五目牛町の旧家に芭蕉の句碑があるというので、行ってみた。
旧家の入口に芭蕉の句碑があった。
松風や軒をめくりて秋くれぬ
出典は『笈日記』(難波部)。
『翁草』には「松の風」とある。
『泊船集』に「松風の」とある。
元禄7年(1694年)、大坂清水の茶店で詠まれた句。
『泊船集』に「大坂清水茶店 四郎右衛門にて」、 『蕉翁句集』(土芳編)には「清水寺の茶店に遊吟してあるしの男のふかく望けるに」と前書きがある。
五目牛の伝説義経のケサ掛松の老樹下に存したものを、松が枯れてから田部井寛一郎氏の屋敷入口にうつしたという。
『上毛芭蕉塚』(本多夏彦著)
小筱庵ショウ詠、建立。「筱」は篠の異体字。
田部井家数代前の当主滝蔵である。
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