「芭蕉句碑」
裾山や虹かくあとの夕つゝし
高崎市倉渕町三ノ倉に愛宕山中腹に石灯籠がある。
石灯籠
石灯籠の先に「芭蕉」の句碑があった。
出典は『もとの水』(重厚撰)。
「画賛」と前書きがある。
存疑句である。
裾山や虹かくあとの夕つゝし
元禄四年の芭蕉句で類のすくないもの、南毛三波川奥の妹ヶ谷不動に一基しかなかったが、最近群馬郡倉淵村三ノ倉に新発見された。場所は愛宕山中腹、野石で高サ一一〇センチ巾一五〇センチ万延元年二月建立者は大戸の加部安のとりまきだった江戸の大江舎貫乎だからこの谷にあっても不思議はない。小板橋良平氏報告。
『上毛芭蕉塚』(本多夏彦著)
「元禄四年」の根拠は不明。
「芭蕉句碑」に戻る