芭蕉の句碑
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富 山
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うらやまし浮世の北の山さくら
入善町舟見の県道13号朝日宇奈月線沿いに十三寺という寺がある。
中尾山十三寺
北陸三十三ヵ所観音霊場第三十二番。
高野山真言宗
の寺である。
真言宗中尾山十三寺の仏像
当寺には富山県指定の文化財である3体の仏像がある。
本尊の千手観音ぼさつは京都の清水寺本尊様式で他の2体と共に県内ではめずらしいものである。仏像は杉で作られており、鎌倉時代初期の名僧
行基
の作と伝えられている。
天正の頃、舟見城主飛騨守五郎右近尉の守護仏であったが、落城により山中に埋もれた。
宝暦11年(1761年)、清智坊が夢のお告げでこのことを知り、現地点に安置したと言われている。
富山県教育委員会
入善町教育委員会
山門を入ると左手に芭蕉の句碑があった。
うらやまし浮世の北の山さくら
『北の山』
(句空編)巻頭に収録。
元禄5年(1692年)1月16日、金沢の門人
句空
に贈った句である。
芭蕉の句碑
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