ゆかりの地


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伊藤松宇ゆかりの地

 安政6年(1859年)10月18日、長野県小県郡上丸子村に生まれる。本名半次郎。

 明治15年(1882年)、上京。明治25年、正岡子規と交流が始まる。

 明治26年(1893年)7月19日、子規は「はてしらず」の旅に出る。8月30日正午、子規が30日の旅を終えて上野に着くと、伊藤松宇は帰庵を祝う句を詠んでいる。

白河や秋をうしろに帰る人

 明治32年(1899年)、『中興俳諧五傑集』刊。

 人各々好む所あり。蕪村の雄放、暁台の剛健、蘭更の艶冶、白雄の老蒼、蓼太の富麗等、いづれも五家の本領たり、特色たり、取て模範とすべく、以て作家の詩料に資すべし。是れ中興五傑の編ある所以なり。

 大正8年(1919年)、上田城跡に加舎白雄の句碑を建立。松宇撰並書。

 大正15年(1926年)、関口芭蕉庵は東京府の指定史蹟に編入。松宇伊藤半次郎氏が管理人として住んでいた。

 昭和3年(1928年)10月15日、岩波文庫『風俗文選』(伊藤松宇校訂)刊。

昭和18年(1943年)3月25日、85歳で没。

伊藤松宇句碑

関口芭蕉庵(東京都文京区)

芭蕉堂

関口芭蕉庵(東京都文京区)

芭蕉の句碑

飯縄寺(千葉県いすみ市)

鄙曇必与山子規

上田城跡公園本丸跡(長野県上田市)

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