童謡・唱歌
浜千鳥の歌碑〜花園海岸〜

南房総市和田町花園の国道128号沿いに「浜千鳥の歌碑」があったので立ち寄ってみた。
遊歩道の松林の中に「浜千鳥の歌碑」があった。

青い月夜の 濱べには
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親をさがして 鳴く鳥が
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波の国から 生まれ出る
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濡れた翼の 銀のいろ
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「浜千鳥」は知っているが、鹿島鳴秋は知らなかった。
「金魚の昼寝」は鹿島鳴秋の作詞であった。
建碑の言葉
土用波が荒れる頃、磯辺の千鳥が月に消えて、海がめが卵を生みにくる。
此の土地は、鳴秋が人情の素朴を愛した。
たった一人の娘昌子さんが、若くして和田浦で逝った。
それ以來彼の切々たる傷心から「浜ちどり」や「夜の貝」等の歌詩が、此の海辺の街で生れた。
父と娘だけのつながりの世界に、この碑を建立して、霊を慰めたい。
昭和40年12月
安田 誌
花園海岸

あいにくの曇り空で、寂しそうな海である。
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